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【荒地から耕作地へ】屋上農園への取り組み(2021年12月~7月)

                           恵和会担当者:石河 洋尚


屋上で空いている荒地を低コストで耕作地に実現した記録をご報告させていただきます。
農作業を通じて人々の生活の豊かさ(Well-being/ウェルビーイング)を目的とした農福モデルを屋上で検証してみました誰もが生きやすい【共生社会実現】するために、農業と福祉分野が連携した取り組みです。
農作業には抑うつ、疲労、緊張などネガティブ因子が低下し、ストレス軽減効果あると示されたという研究データも発表されています。                       「農業公園での農作業及び自然体験のストレス軽減作用」山口琢児、水島章朗ほか(日本ストレス学会報告2017)


【荒地からの耕作地へのステップ】


初めは荒地からのスタートでした。赤土で固く、下の球根が密集していた状態でとても野菜栽培ができる状態ではありませんでした。まずは就労A利用者の方々と力を合わせて、枯れている植栽を伐採したり、草刈りと大変なことは多かったですが、すこしずつ綺麗に改善していきました。

(2021年 12月)


    


次に微生物資材を活用して土地を改良しました。こちらをうまく活用することでまったく生物がいなかった土壌も少しずつ生物が蘇ってくるようになってきました。


   


利用者さんが播種したマメ科植物、レタス、春菊などを少しずつ定植し、土地が耕作地に変化していきました。追肥、管理をしっかりと繰り返したことによって、コンクリートで大変な環境でも、しっかりとぐんぐん育つようになってきました。

(2022年5月)



インゲン豆もしっかりと収穫するまでそだるようになり、レタス、春菊、シソなども共生的に栽培することができました。土の色も赤土だった去年の状態と比較しても、かなり良くなっており、植物が育つ環境へと変化していくのが分かります。(2022年6月)


  


 


実際に農作業した声と感想









播種(作業者の声)

4月中旬の暖かくなってきた気候で室内でレタス、インゲン豆、シソなど種まきの体験をしました。「レタスってこんなに小さいの」って驚きの声があがっており、実際にやってみることでものすごく勉強にもなり、良い経験にもなったようです。



間引き、定植(作業者の声)

播種してから1週間~2週間すぎるとしっかりと苗ができていました。発芽率は80%で驚きだったようです。「あの小さかった苗があんなに大きくなっているとは」と感心している人もいました。出来上がった苗を定植したり、間引きをすることでしっかりとした野菜になるようにと期待しているようでした。


管理(作業者の声)

屋上という過酷な環境もあるため、播種から育苗までしっかりと水や肥料の管理もしてみました。「野菜の成長がぐんぐん育っていくのが分かるんです」「明日の成長が楽しみです」といった声が聞こえました。朝、日光を自分も浴びることによって、定期的な管理が心も体もリフレッシュ安定して、前向きに行動できるようになっているようです。


収穫・味見(作業者の声)

実際に自分で播種した種から大きくなったたくさんの野菜を収穫しました。あんな小さな種からこんなに大きくなるとは思っていなくて、野菜への感謝を感じることができたようです。味見は「甘いし、おいしい」「マヨネーズとかなくてもそのままでもいけるよ」などの声が多数あり好評でした。


荒地だった土地でしたが、少しずつみんなの力でできることをしたことで無農薬で、多品種の野菜が播種~収穫まで実現できました。                                                                  今回は初めての検証でしたが、時間的も空き時間を活用できて、ストレス解消など心理的ににも期待できるようです次回は生産量を増やしてパッケージ・販売などの課題に挑戦したいとおもいます。もっとたくさんの方に知ってもらえるようにできればと思います。


~野菜の写真~

レタス、きゅうり、トマト、ほうれんそう、ハーブなど多品種野菜の様子